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マレーシア航空でJAL修行FOP単価10.3円が20.6円になってしまった実話から教訓を!

ワンワールド

2018年はマレーシア航空のビジネスクラスと釜山発券のJAL石垣島行きの普通席で修行したそらです。マレーシア航空でミスと悲劇からFOP単価が2倍になってしまった実話を教訓として紹介します!

マレーシア航空ビジネスクラスでバンコクまでFOP単価10.3円

2018年4月のマレーシア航空のセールで、バンコク行のビジネスクラスのチケットを購入
成田からクアラルンプール経由でバンコクまで諸税込みで105,370円

東京からクアラルンプール経由でバンコクまでのマイルは8,284マイル
 

マレーシア航空の予約クラスは「Z」と「D」はJALのマイル換算125%

成田からクアラルンプール経由でバンコクまで区間マイル往復で「8,184」、ビジネスクラスの積算率125%をかけて、8,184×1.25=10,230マイル
ワンワールド提携航空会社の場合、マイル=FOPのため、たまるFOPは10,230FOP

 換算率125%運賃(諸税込み)マイル/FOPFOP単価
成田→クアラルンプール
経由バンコクまで
 105,370円

 10,230マイル/FOP

 10.3円

10.3円なら悪くはないけど、20.6円だと修行で乗る価値なし・・・
なぜそんなことになってしまったのか、理由は二つです。

理由その1:FOP単価10.3円が20.6円になったのはコードシェア便の利用

行きの成田からクアラルンプール経由バンコクまでのチケットに問題はなし!

問題があったのは帰りのバンコクからクアラルンプールまでのチケットです。

予約クラスは「D」、マイル換算125%のはず・・・・?
問題なのは予約クラスではなく、運航航空会社が「Thai Airways(タイ航空)」になっていることです。

マレーシア航空のコードシェア便に乗る場合はワンワールド加盟航空会社が運航する便でないとマイルもFOPもたまりません。
タイ航空はスターアライアンスなのでもちろんマイルもFOPもたまらず・・・・
そらはコードシェア便なら大丈夫と思い込んでいたので、チケットを購入するときにタイ航空もあるんだ!とテンションがあがってしまい、ぽちってしまいました。
マレーシア航空の近距離ビジネスクラスは国際線でもアルコールの提供がなく、タイ航空はご飯もおいしいので、つい乗ってみたくなってしまったのです。
まさか自分が痛恨の過ちを犯しているとは思いもせず。重大なミスに気づいたのはチケット購入から半年後、搭乗後のことです・・・・・涙
換算率125%運賃(諸税込み)マイル/FOPFOP単価
成田→クアラルンプール
経由バンコクまで
105,370円

10,230マイル/FOP
→9287マイル/FOP

10.3円
→11.3円

理由その2:FOP単価10.3円が20.6円になったのはマレーシア航空のディレイ

バンコクからクアラルンプールまでタイ航空とのコードシェア便に乗って、ミスってしまったそらですが、FOP単価はまだ11.3円。これでゴールできていれば、ぎりぎり許せる範囲内の単価だったと思います。

本当の悲劇は一番最後のフライト、クアラルンプールから成田への帰国便で起きました。

タイ航空のビジネスクラスでおいしいご飯を食べて、ご機嫌でクアラルンプールに到着したそら、乗り継ぎ時間は3時間40分。

23時30分の出発時刻が1時間遅延して、24時30分出発となりました。
まぁでもマレーシア航空だし?1時間遅延ならあるある。驚きもしません。笑

1時間後の24時30分に無事搭乗し、お酒も飲んでいたので、搭乗してすぐに爆睡!

ふと目が覚めて、よく寝たなーすっきりしたー!ん???ん???何かがおかしい!きょろきょろ。窓の外を見て、びっくり!
飛んでない!

この衝撃はどう表現したらいいのでしょうか?
急いで時間を見たら、2時30分でした。搭乗してから2時間、飛行機は飛んでません・・涙
なにが起きているのかわからず、隣の席の人は外国人。。。呆然。

待つしかありません。30分ぐらいたって、やっとパイロットの方からアナウンスが!
そらの英語力ではほぼ理解できず、でもイヤーな雰囲気は感じつつ。。。。
東京行きの便なので、当然日本語でのアナウンスもあるだろうと思っていたら、

「あ、あの・・・・この便には日本語を話せる乗務員がいないとのことで、通訳を頼まれて話しています・・・」

え???お客さん話してる!!!!東京行きの便で日本語話せる乗務員いない。恐るべしマレーシア航空・・・

「結論からいうと、この便は今日は飛びません。明日の昼の12時に出発するそうです。もうすぐ皆さんに機内から降りていただきます。」

そら大泣きーーーーーーー!!!この時点で12時間遅延。

飛行機から降ろされ、カウンターへ向かいます。

その日乗っていた飛行機はA380で世界一大きな飛行機、搭乗者座席は486!486人がカウンターに行列です。そらはビジネスクラスだったので、前から20番目ぐらいにに並んでいたのですが、それでも立ちパなしで1時間は待たされました。

次の日にどうしても外せない仕事があったため、何としてもその日中に帰る必要がありました。12時間遅延しているマレーシア航空なんてあてになりません。
JALに振り替えてもらおうと思ったのですが、JALも一日1便、夜便です。涙

なんとかして帰れないのか。お?ANAがあるじゃない!ANAは一日2便朝、7時と15時にクアラルンプール便があります。ANAが神様に見えた瞬間でした。

マレーシア航空はワンワールド、ANAはスターアライアンス。アライアンスが違います。でも背に腹は代えられません。

これは交渉するしかない!どうしても日本に帰るんだー

カウンターで交渉開始です。英語なんて話せません。話したのは3つだけ。
「I have to go home today.(今日、家に帰らないといけない)」(todayを強調して!)
「I want to board ANA.(ANAに乗りたい)」(ANAを強調して!)
「Change,Please!」(Changeは強く、Pleaseは優しく。)

その3つの言葉を繰り返し言うのみ。あとは気迫!

<マレーシア航空の係りの人>「OK-」(この時点で朝の4時30分)

わーい!やったー!交渉成功!ANAに変更成功です!

周りの人はホテルを手配してもらい、食事券をもらっていたので、そらもずうずうしく「ホテルと食事券がほしい」と言ってみたら、係りの人に「あなたはフライトを早い時間に変えたからホテルも食事券もない」と。まぁ、そりゃそうか。

ワンワールドエメラルドだから変更できたと思うかもしれません。
確かに交渉するときに、ワンワールドエメラルドだと強調しましたが、後にで全く役に立たなかったことを痛感することになります。なぜなら交渉は成功していなかったからです・・・・

マレーシア航空の方に、アライアンスが違うから荷物を運べない。荷物をピックアップしてから、一度出国して、ANAのカウンターで搭乗手続きをするようにと言われました。

ここまできたら、一安心。ルンルンで心の余裕もできて、隣の日本人の方に「どうされるんですか?」と話しかけてみました。隣の方は「あなたと同じ交渉をしていますよ」とおっしゃっいました。その方の英語の流暢なこと!

荷物をピックアップして、出国して、ANAのカウンターへ向かいます。東京行きのチケットを手にして帰国すればいいだけ!のはずが・・・・・

<ANAの係りの人>「残念だけど、満席だからあなたは乗れない」
がーん・・・・・
<そら>先ほどと同じ
英語を連発!
「I have to go home today.(今日、家に帰らないといけない)」(todayを強調して!)
「I want to board ANA.(ANAに乗りたい)」(ANAを強調して!)

かなり粘ったのですが、「空席はない。あなたは12時発のマレーシア航空に乗るしかない」と諭され、とぼとぼマレーシア航空のカウンターに向かおうとして見たのが、さきほどの流暢な英語を話す方がANAの航空券を手にして去っていく勝者の姿。
がーん・・・・英語力の差だ。ワンワールドエメラルドなんて役に立たないじゃないか!

再度12時発のチケットを手に出国します。
7時のANAに乗れないなら、ホテルを手配してもらって寝てたほうが楽だったな・・・・
ANAには乗れない、ホテルもないなんて、損しかしてないじゃないかー

11時になって、12時発の予定がさらに15時に遅延

これはもう待てないと、再度交渉に行くことにしました。今日中に日本に帰るためには15時発のANAに乗るしかありません。

カウンターに着くと、遅延を知った搭乗客でごったがえしています。さて、どうしたものか。そこで思いついたのが、モノレールに乗って、空いているカウンターへ行くことです。

クアラルンプールから成田に出発するのはサテライト側の搭乗口になります。
サテライト側のカウンターは大混雑していましたが、モノレールに乗ってコンタクトピア側に行けば、カウンターは空いているんじゃないかと思ったのは大正解でした。

カウンターで交渉開始です。またまた同じ英語の連発です。
「I have to go home today.(今日、家に帰らないといけない)」(todayを強調して!)
「I want to board ANA.(ANAに乗りたい)」(ANAを強調して!)
「Change,Please!」(Changeは強く、Pleaseは優しく。)

3つの言葉を繰り返し言うのみ。あとは気迫!

<マレーシア航空の係りの人>「NO-!アライアンスが違うからできない。それにマレーシア航空はANAと同じ15時出発予定だ」
がーん・・・・
でもあきらめません。今日中に帰らないといけないのです!

(つたない英語で一生懸命交渉)「いやいや、マレーシア航空は何度も遅延を繰り返しているし、15時もあてにならないじゃない?家に帰らないといけないんだよ。満席で乗れなかったけど、朝は一度7時発のANAに変えてくれたんだよ。お願いだから変えてよーーー涙(気迫)」

すると粘った(泣きついた)甲斐あり、
<マレーシア航空の係りの人>「OK-」

わーい!やったー!交渉成功!ANAに変更成功です!(←2回目)

ダッシュで荷物をピックアップして、出国して、ANAのカウンターへ向かいます。(本日2回目の荷物ピックアップと出国、慣れたもんです。)
チケットを手にするまでは安心できません。全力疾走でカウンターまで走ります。

ANA、クアラルンプール発成田行きのビジネスクラスのチケットをゲットしましたー
長かった・・長すぎた・・・1日で出国3回と入国2回(苦笑)

2回目の交渉ではワンワールドエメラルドとは言わず、気迫のみでゲットした航空券だと思います。

わかったこと:アライアンスが違くても交渉すれば振替してもらえることがある!

こうして無事に15時発のANAで帰国でしたのですが、マイルもFOPもつかず・・
FOP単価20.6円に・・・・涙

換算率125%運賃(諸税込み)マイル/FOPFOP単価
成田→クアラルンプール
経由バンコクまで
105,370円

10,230マイル/FOP
→5,115マイル/FOP

10.3円
→20.6円

JALでバンコク、エコノミー直行便(マイル換算率50%)のほうがFOPも5,104で単価も安く、無駄に22時間もクアラルンプール空港で過ごさずに済んだのではと悔やまれます。

ここで失った5,115マイルを取り返すために、FOP2倍の月に那覇往復をすることに!

105,370円のチケットで片道ANAのビジネスクラスを体験できたのは貴重な体験だったかな。ANAのCAさんはANAのステータスを持っていないそらにも本当に親切で、JAL大好きなそらですが、JALよりもサービスが行き届いていて良かったと思いました。

ちなみに、15時発にディレイしたマレーシア航空はさらにディレイして結局翌日24時30分に無事飛び立って25時間遅延成田に到着しました。

教訓:マレーシア航空を修行に使う場合は日程に余裕を持たせましょう!

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